2024/12/10【お知らせ】有料老人ホーム設置運営標準指導指針の改正について
  
  厚生労働省から、12月6日付けで改定された「有料老人ホーム設置運営標準指導指針」が自治体に
  むけて発出されましたのでお知らせします。
  
  社会保障費の不適切な利用に関する報道を受けて、標準指導指針において以下が追加されています。
  
  (本文)
  
  4 主要な改正点
  
  (4) 一部の有料老人ホームが、入居する高齢者が難病等の場合に、高齢者向け住まいの紹介を行う
  事業者に対し、高額な紹介手数料を払っている事案が明らかになったことを踏まえ、関係団体(公
  益社団法人全国有料老人ホーム協会、一般社団法人全国介護付きホーム協会及び一般社団法人高齢
  者住宅協会)と協議の上、高齢者向け住まいへの入居を希望する者に関する情報の提供等を行う事
  業者と委託契約等を締結する場合の留意事項を定めることとした。
  
  (有料老人ホーム設置運営標準指導指針)
  
  12 契約内容等
  
  (6) 入居者募集等
  三 入居募集に当たり、有料老人ホームが、高齢者向け住まいへの入居を希望する者に関する情報
  の提供等を行う事業者(以下「情報提供等事業者」という。)と委託契約等を締結する場合は、次
  の事項に留意すること。
  
 イ 情報提供等事業者と委託契約等を締結する場合には、例えば、入居希望者の介護度や医療の必要
  度等の個人の状況や属性に応じて手数料を設定するといった、社会保障費の不適切な費消を助長す
  るとの誤解を与えるような手数料の設定を行わないこと。また、上記のような手数料の設定に応じ
  ないこと。
  また、情報提供等事業者に対して、入居者の月額利用料等に比べて高額な手数料と引き換えに、優
  先的な入居希望者の紹介を求めないこと。
  
 ロ 情報提供等事業者の選定に当たっては、当該情報提供等事業者が入居希望者に提供するサービス
  内容やその対価たる手数料の有無・金額についてあらかじめ把握することが望ましいこと。
  また、公益社団法人全国有料老人ホーム協会、一般社団法人全国介護付きホーム協会及び一般社団
  法人高齢者住宅協会の3団体で構成する高齢者住まい事業者団体連合会が運営する「高齢者向け住
  まい紹介事業者届出公表制度」に届出を行い、行動指針を遵守している事業者を選定することが望
  ましいこと。
  
  詳細は以下資料をご確認ください。
  
  ■
有料老人ホームの設置運営標準指導指針について
  ■
新旧対照表
  ■【参考】
「高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度」における行動指針の見直しと その遵守の徹底について
  ■【
厚生労働省】高齢者向け住まいについて「有料老人ホームの設置運営標準指導指針について」